父の日を前に
詩集『うちしってんねん』に谷川俊太郎氏の「おとうさん」という詩があります。それをご紹介します。
        「おとうさん」
  だれのかおもみずにおとうさんは
  まっすぐまえをみてごはんをたべている
  ごはんのゆげでめがねがくもっているので
  おとうとがそういったら
  うんとこたえてめがねをしゃつのすそでふいた
  おとうさんがなにをかんがえているのか
  わたしにはわからないけれど
  わたしのことではないとおもう
  おとうとのことでもおかあさんのことでもない
  なにをかんがえているのときけば
  べつにというにきまっている
  前におとうさんのこどものころのしゃしんをみた
  ひろいのはらのまんなかにたって
  まぶしそうにそらをみあげていた
  いまでもときどきにたようなかおをする
  おとうさんのはしがさといもをつまんだ
  くちをあけたらおくのきんばがみえた
  おとうさんずっといきていて
 しばしばお父さんは孤独です。頭の中では自分の仕事のこと、家族の健康や将来のことなど、実はいろいろ考えているのです。でも口にしないのです。心配をかけたくないからです。お父さんは優しさを表現するのが得意ではありません。さといもをつまんで食べたお父さんの口の奥に金歯が見えるように、お父さんの優しさは時々きらりと光るのです。お父さんの心は本当は優しさで満ちているのです。あなたのお父さんはきっとそんな方にちがいないと思います。
今度の「父の日」、そんなお父さんに心からの「ありがとう!」を伝えてみてはどうでしょう?
2008.06.07 Sat l 未分類 l COM(1) TB(0) l top ▲

今はつらくても
若い人にも悩みがあり、働き盛りの人にも苦しみがあります。そんな時、多かれ少なかれ私たちは何もかも投げ捨てたくなってしまうのです。しかしそこが大事な分かれ道。
ホメロスの『オデュセイア』の中に、一難去ってまた一難と続く海上で、心身ともに疲れ果てた兵士たちをデュッセウスがこういって励ますところがあります。「現在の難儀もいつの日がよい思い出になるであろう」「堪え忍べ、わが心よ、お前は以前これに勝る無残な仕打ちを辛抱したではないか」。
聖書の中にはこんな言葉があります。「わたしは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことはありません」(ローマ5:3〜5)。今苦しみの中にあるかもしれません。しかし明日は喜びに満ちた日かも・・・。
2008.05.30 Fri l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲

母の日に寄せて
今度の日曜日は母の日ですね。お母さんが健在である方は何かすてきな計画を立てていることでしょう。すでに天国に召されている方は、写真の前にカーネーションを飾り、そっと10回ぐらい「お母さんありがとう!」と口に出して言ってみてはどうでしょう。心の中で思っているよりもっと感謝の気持ちが伝わるかもしれません。
ところで聖書の中には幸福の秘訣としての「十戒」がありますが、その第5に、「あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が賜る土地で長く生きることができる」と記されています。
心に刻みたい言葉ですね。また聖書続編のシラ書には、「父親を敬うこと、これこそ人間の栄誉なのだ。母親を侮ること、それは子供にとって恥である」と記されています。

教会では5月11日(日)10時40分より聖霊降臨日・母の日の礼拝を守ります。おでかけください。
2008.05.06 Tue l 未分類 l COM(1) TB(0) l top ▲

心晴れ晴れと
若い頃悩みがいっぱいありました。そんな私に牧師だった父が一冊の本を貸してくれました。カール・ヒルティの『眠られぬ夜のために』でした。心の標識になるような言葉がいくつもありました。それで次に彼の『幸福論』を読みました。その中にこんな言葉がありました。「人間のすべての性質のなかで、嫉妬は一番みにくいもの、虚栄心は一番危険なものである。心の中のこの二匹の蛇からのがれることは、素晴らしくこころよいものである。」
そうだと思います。そういうものから解放されて、学びや仕事に精を出したいですね。残りの半週の歩みに神の祝福をお祈りします。では、また。

2008.04.22 Tue l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲

入学おめでとう
それぞれの学校に入学した方、これからする方、おめでとう!わくわくしたり、どきどきしたり、入学の時期はみんなそう。でもきっと大丈夫。新しいことを学んだり身につけたりすることは楽しいこと。絵本作家で詩人で画家でもある葉祥明氏の『今日という日・・・』にこんな言葉があります。「今日という日を/決まりきったいつも一日ではなく/まったく新しい一日/この世での初めての一日だと思ってごらん/子供になった気持ちで/この一日を精一杯に生きるのです。/今日は今日だけしかない/かけがえのない一日/二度とない一日なんですから」。いい言葉でしょう。ていねいに歩んだ一日一日を積み重ねてくださいね。じゃあ、また。
追伸 4月13日(日)10時40分から新入生歓迎礼拝をします。よかったら来てください。
2008.04.05 Sat l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲