「2000回目の礼拝なのです」
ある人が、「よく過ごされた日曜日は満ち足りた一週間を運んでくる」と言いました。確かにそうだと思います。
『大草原の小さな家』の作者ローラ・インガルスは、日曜日に家族と一緒に教会に通った懐かしい思い出を記し、教会への道に美しいひなげしがいっぱい咲いていたことを印象的に記しています。私にもそれに似た思い出があります。父が牧師になる前のこと、私たちは鹿児島の出水地方に住んでいました。日曜日には教会に行きました。讃美歌を歌ったり聖書のお話を聞いたりし、その後大人の礼拝が終わるまで遊んでいました。ある日曜日、教会からの帰り道、私は父の自転車の後ろに乗って鶴を見に行きました。群れがいっせいに飛び立つ様子は感動でした。今でも素晴らしい思い出として心に残っています。
神学者ヴァルター・リュティは『あなたの日曜日』の中で、一人の老人が「先生、今日で礼拝に出席するのが2000回目なのです!」と告げたことを記しています。彼は40年間礼拝に通い続け、そこで静かに慰めや励まし、喜びや希望や力を受けてきたのです。礼拝とはそのような場であり時なのです。
明日は日曜日、あなたもお近くの教会に行ってごらんになりませんか?
2008.02.23 Sat l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲

思い煩わない!
「今日は月曜日、さあ仕事だ」と思う人もいるでしょうが、憂鬱な気持ちで朝を迎えた人もいるかもしれません。先週し残した仕事の数々、うまくできなかった仕事の後始末・・・、心の中は心配でいっぱい。でも本当は大丈夫なのでは?ある本にこんなことが書いてあり、「なるほど!」と思いました。心配事の40%は実際には決しておきない、30%はいまさらどうにもならない過去のこと、12%は健康に関しての無用な心配、10%は本当は些細な問題、本当に心配する必要のあるのは8%だけ。そのことについてだけ真剣に考えればいいのです。そしてそのことについても神様はきっと私たちと共に働いて万事を益に変えてくださる(新約聖書ローマ8:28)というのです。なんだか心が軽くなりませんか?ちなみにこの本はボブ・ラッセル著『12の危機からあなたを守る聖書のメッセージ」(いのちのことば社、訳者は渡辺聡、英理子夫妻)。
2008.02.18 Mon l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲

「かぜひきたまふ声のうつくし?」
芭蕉と越人の連句にこんなのがあります。
  きぬぎぬやあまりかぼそくあてやかに
     かぜひきたまふ声のうつくし
大岡信氏によると「風邪声なのがまたひときわ魅力的で」という意味なのですが、私の場合はそうではないのです。実はここ数日風邪気味で、昨日などはどうしようもないほどのがらがら声。朝は幼稚園のお母さん方にお話をし、夜は九州バプテスト神学校の新約聖書の学びでお話を。でも自分の声とも思えぬほどの悪声、話しづらいし、聞きづらい。ただただお母さん方が学生さん方の愛による忍耐で責任を果たした次第。アナウンサーや歌手の方は、いつもベストな状態で話したり歌ったりできるように細心の注意を払っておられるのでしょうね。
春はもうすぐそこまできているようですね。みなさま、どうぞ風邪などひかれませんように。
2008.02.08 Fri l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲

『母べえ』を観て
先日、『母べえ』を観ました。山田洋次監督、吉永小百合主演の映画です。2時間12分、静かな涙が劇場のあちこちで流れていました。もちろん私も。戦時中、治安維持法で父親野上滋が特高に連れて行かれ、厳しい取調べを受けます。残された家族は支え合いながら懸命に生きていきます。獄中の父親と家族の、お互いを思いやる心のこもった手紙のやりとりと面会。しかしついに父親は獄中で死にます。やがて戦争が終わり、子どもたちは成長し、苦労の連続だった母親も年老いて死にます。その臨終の床で娘が「天国で父べえに会ってね」と言うと、母親は「死んでからなんて、父べえに会いたくない。生きているうちに会いたかった」と耳元で言うのです。最後のスクリーンには父べえの「妻に与える詩」の朗読、背後に流れるバッハのコラール「主イエス・キリストよ、我御身を呼ぶ」。観客は誰も席を立ちませんでした。
映画鑑賞後、私は野上照代氏の原作を読みました。映画とは少し違いはあるものの、やはり深い感動を覚えました。
以前、私は辻宣道牧師の『嵐の中の牧師たち』(新教出版社)を読みました。辻牧師のお父様も牧師でしたが、同様に戦時中獄死なさったのです。青森の刑務所からお父様の遺体を馬橇に乗せて弘前に帰る時の家族の様子を読んで、涙がこぼれました。止まりませんでした。人間として考える自由、信じる自由を与えない国家、家族を引き裂き、悲しみの涙を流させる国家とは何でしょうか。そこに果たして正義があるでしょうか。
この映画はたくさんのことを教えてくれます。あなたも大切な方とご一緒にご覧になってはいかがでしょうか。
2008.02.05 Tue l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲